UlyssesとBear
どちらも言わずと知れた,
リンゴ信者のための文書作成ユーティリティ.
このふたつのアプリが,
普通のテキストエディタと何が違うのか・・・といえば,
「ファイル」あるいは「フォルダ」の概念がないことかと.
逆に言えば,
ファイラーとエディタが一体化したような存在,
みたいな感じ.
どちらも,左側にフォルダに相当する「ライブラリ」と,
ファイルに相当する「シート」を表示するコラムがあり,
テキストをガシガシと入力していく,
「エディタ」の画面が右側に開く構成.
必要に応じて,
「ライブラリ」「シート」の窓は閉じて,
「エディタ」だけを開くこともできる.
別に普通のテキストエディタを使って,
ファイルをフォルダで管理すればそんなに・・・
最初はそう思ったのだけども,
試しで少し使ってみると,
これが意外とハマル.
「ファイル」や「フォルダ」から解放されることが,
こんなにも快適なことなのかと・・・
他にもMarkdownで書けるとか,
WordPressに投稿できるとかいろいろあるんだけど,
その部分は結局のところ,多少の仕上げが必要になったりするので,
最後はAtomやVisual Studio Codeに受け渡してる.
でもってどうやら今のところ,
ほぼ機能が同じで,
試用期間を超えて使い倒そうとするとどちらも有料・・・
で,####と入力したmarkdownを<H4>と表示してくれたり,
全体的にデザインが洗練されていたり,
Bearに魅力を感じるところが確かにある.
ただ,せっかくファイラーから解放されているのがいいところなのに,
やはり,そしてかなり残念なところが.
それは・・・
「シート」や「ライブラリ」を任意の順番で並べられないこと.
A-Zか更新日,その昇順か降順で並べ替えられてしまう.
並び順がファイル名の制約を受ける・・・
「ファイル」や「フォルダ」の概念から自由になって,
文章書きに特化することを目指してる(と思う)ユーティリティとしては,
これ,かなり残念なところだと・・・個人的には.
しかも,タグ付けでファイルを整理していかなくちゃならない・・・
残念.
思うがままにファイルを並べ替えられる,
Ulyssesの「ライブラリ」と「シート」は,
圧倒的に使いやすいんだよね.
ということで今は,
文章書きはもっぱらUlyssesになってる.